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趣味でゲーム制作や企画など
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2014/10/30(木)22:57
明日で、ひとまず募集は終わります。
募集期間中にあまりメールするのもどうかと思って、あまり連絡返してません。
すみません(_ _)

ですが、応募メール拝見して、本当に当企画でいいのか、と思われる所は確認はとらせてもらっています。
対話によって、お断りするケースもありました。
きっと制作に対する意識の違いは、悲しい出会いを生むと思いました。
技術や人柄に何か問題があるわけでは当然ありませんし、むしろ、尊敬しています。
ありがとうございます。応えられない所は、申し訳ありません。

○あなたと生きていく
私の地元は、かなりの田舎です。
今でこそ自動販売機やコンビニがちらほらできますが、当時はそれすらもなかった。信号もなかった。

近所に、少し年下の女の子が住んでいました。
彼女を仮に、Yさんと呼ぶことにしましょう。

理由は知りませんが、Yさんはあまり学校へ行きませんでした。
私も重い病気を患っていてあまり学校に行きませんでした。

そのくせよく家を抜け出して、二人で何をするでもなく秘密基地を作ったりゲームしたりしていました。


最初の出会いも、みんなが学校に行ってる時間にばったり。
ちょっと悪い事をしているわくわく感による吊り橋効果で仲良くなった感じだったと思います。
何かわからんけど私はホラ吹きで、
「このゲームのキャラ、俺が考えてゲーム会社に送ってん」
とかわけわからん事言ってました。
Yさんは、「凄い」と目を輝かせてました。

夏の暑い日、二人で飲み物を買いに行こうと言いました。
徒歩で1時間くらいかかる農家組合らしき売り場まで歩きます。
Yさんは、チャリんこに乗れなかったのです。
当時の私たちには大冒険でした。
ただジュースをゲットして帰るだけなのに、とんでもない達成感。
帰りは日が降りかけていて、ひどく焦りました。

重い病気なのに大丈夫かって?
ええ、仮病です(

それからちょくちょくそこの売り場まで遠征しました。
時々いじわるをして、走り出します。
足の遅いYさんは、おいていかれると思ってひどく焦ります。
それが見ていて面白かった。

「もしほんまに追いていったらどうする?」
「私は、待つしかできひんから。
 おいていかんとって」

………
……



地元の祭りに、二人で行きました。

詳細はよくわからないんですが、鉄制のよくわからないメダルが売っていて、何となくそのメダルの重量感とかが気に入って何個も買ってました。
確かメダルによって、彫られているキャラがや色が違ったように思います。
かっこいい!  

かっこええやろ、とYさんに言うと、Yさんは嬉しそうに頷く。

「私も欲しい、買って!」

当時、買い物をするとき(ジュースの遠征も)私が全部奢っていました。
Yさんは、お金を持ってなかったのです。
今思うと、私は都合のいいパパだったのでしょうか(

頼られることが嬉しくて買ってあげました。

むしろ、買って!とちょっと甘えてくる感じが好きで、こっちから誘導してました。
かっこええやろ、買ってほしかったらお願いするんやで(ニヤニヤ

メダルを一個買ってあげました。
Yさんは大げさに喜んでいて、一生大事にするといいました。

………
……


時は流れ、Yさんとも全然会わなくなります。

親が地元の役員をしている時、ぶーぶー文句垂れながら地元の祭に参加しました。
反抗期なんで、親の手伝いなんか糞くらえなわけですが、小遣いが弾むと聞いて仕方なくです。

Yさんを見かけました。
どちらも親同伴ですし、思春期ですし、何か気恥ずかしくて僕は見ないふりをした。

でも、Yさんは僕によって来る。

例のメダルを僕に見せてきました。

○○ちゃん、これ(僕に対して)
大事にしてるよ

なんか、親父もいるしめちゃくちゃ恥ずかしいし、意味不明にキレました。

まだ持ってるんかそんなもん

私はメダルを奪って地面にたたきつけるように投げた。
メダルはちょっと欠けてしまう。
Yさんは泣きだす。
ダッシュして逃げました。

あとで親から聞いた所、私が来ると知って、わざわざ来てくれたらしい。
古臭いメダルを持って……

………
……


そんなことも忘れ月日は流れる。
社会人になって、社会の荒波に揉まれ、都会の喧騒にも慣れました。
煌びやかな都会の夜は、何故か悲しく見えました。
悪意や裏切りにさらされ、夜へと逃げ込む。
それでも満たされることは無かった。

都会の夜は、星が見えない。
時々、あの頃を思い出しました。

………
……


里帰りした時、Yさんを見かけました。
また、親が地元の役員をしているからです。
良くわからない地元の役員会議に出席しました。
毎年毎年慣例をなぞるだけの無意味な時間です。
Yさんも出席していました。

仕事はどうだとかあの頃はどうだとかどうでもいい話。
めんどくさい会議も終わりそろそろ帰ろうかと言うときに、Yさんは言いました。

これ、まだ大事に持ってるよ

そこには、あの時の欠けたメダルがありました。
あの時の農家組合はもうないし、地元の祭ももうないし、信号もできたし、自販機が多く設置された。
欠けたメダルもあのころのようにかっこ良くは思えなかった。

何か色んな感情が湧き上がって、胸が痛くて仕方ありませんでした。

「あなたが都会に行っても、私は待つしかできひん」

あの時から、Yさんはいつも待っていてくれていた。
私はこの町で生きていこう、と思いました。
二人で。


嘘のような話ですが、全部嘘です。


すいません。
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コメント
この記事へのコメント
初めまして、かんのと言います^^
めちゃくちゃ真剣に文章を読んでしまったじゃないですかw
最後は若干ウルッときて、「嘘です」の一言で「嘘かよw」と言ってしまいましたw
2014/11/02(日) 11:18 | URL | かんのシキ #c2JofQHE[ 編集]
はじめまして!
真剣に読んでいただいてありがとうございますψ(`∇´)ψ
つい出来心でやっちゃいました(
ツッコミ入れて貰えたら狙い通りですψ(`∇´)ψ
2014/11/03(月) 17:55 | URL | Hydra FM #-[ 編集]
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